
UNI veau(ユニヴォー)~ユニフォームの回収、リサイクルで社会貢献 理念をデザインする






北海道で使ったユニフォームを回収し、それを原料の一部に使い北海道の障がい者雇用施設で牛服(カーフコート)をつくり、北海道の酪農業で使っていただく。ユニコロンオリジナルのアップサイクルの仕組みです。



日本では、年間5900億円もの新しいユニフォームが毎年出荷されています。しかし、そのほとんどが産業廃棄物として処理され、リサイクルされる一部の商品も、回収後に環境負荷をかけ道外へと運ばれていきます。その事実に向き合い、北海道で着用したものを資源として回収し、北海道でまた使用されるアップサイクルが必要と考え本ブランドを立ち上げました。
UNI(ユニ)はユニコロンの社名の一部で英語の「単一の」という言葉。それにフランス語で「子牛」を表すveau(ヴォー)をつなげたもの。環境に配慮した素材や、障がい者雇用にも寄与した地域密着のものづくりにこだわります。
回収したユニフォームは株式会社鈴木商会(本社:札幌市、社長駒谷僚)の苫小牧プラ・ファクトリーで付属品を取り除いた後に破砕され、その破砕された綿を利用して、社会福祉法人くさぶえ(伊達市、理事長:小倉拓)が裁断、縫製を行います。最終的には商品開発に携わってきたサステナブルな酪農経営を追求する株式会社カーム角山(江別市、社長:川口谷仁)などの、北海道内の酪農業へ向け出荷されます。産業廃棄物の削減、障がい者雇用の促進、環境負荷の軽減などの地域の課題を、全国の1歳未満の乳牛の74%が北海道で飼育されているという背景も活かし、解決に繋げるのが狙いです
◆SUPPRYING MEMBERS(廃棄される防寒服をご提供くださったメンバー)
株式会社石狩環境メンテナンスセンター様、日南産業株式会社様、株式会社S・Kクリエーション様、有限会社美装金属工業様、株式会社道研設備様、F-LINE株式会社北海道支店樣、株式会社札幌流通産業様、 SSKファシリティーズ株式会社様、札幌ガルバー株式会社様、北海道郵便逓送株式会社小樽営業所樣、北海道郵便逓送株式会社帯広営業所樣、北海道郵便逓送株式会社苫小牧営業所樣、北海道郵便逓送株式会社網走営業所樣 (2025年6月26日現在、13社、102着)
当社のユニフォームを着用することで社会貢献~新たなユニフォームの価値をご提案いたします。
日本は古くから制服文化を持つ国であり、私たちの身の回りには、様々な場所で色々な方々がユニフォームを着用し、年間約5,300億円もの新しいユニフォームが毎年出荷されています。裏を返せば、それまで着用されていた不要なユニフォームも同じ数だけあるということになります。
企業が着用するユニフォームは「産業廃棄物」であり、廃棄物慣例法案に則りリサイクルを実施する必要があります。これまでユニコロンでは、メーカーが主導するリサイクルの仕組みでのみご要望に応じて対応をしてまいりましたが、北海道で初のSASTAINABILITY clothing brand UNI veau(ユニヴォー)を立ち上げ、北海道で使用されたユニフォームを北海道でアップサイクルするプラットフォームを確立致しました。
資源やエネルギーを浪費する経済社会から循環型社会へ転換する道筋のひとつとして、繊維製品であるユニフォームを対象に、廃棄物の減量化、(償却にともなう)二酸化炭素や有害物質の発生の削減、物質としての長寿命化、職場での環境意識の高揚などに貢献するため、繊維製品であるユニフォームのリサイクルシステムを利用して、製造から販売・供用・回収及び再生利用等まで環境の保全に配慮したユニフォームの生涯管理を行います。
これまでの一度きりのリサイクル素材ではなく、持続可能なものづくりへ。
服から服をつくるサステナビリティはテクノロジーとエモーショナルにより、ストーリー性があり“消費者参加型”で“貢献が見える”「エコ」がこれからの主流となります。
理念をデザインする
世界中の人の心に誇りを
uniform=uni(単一の)form(形)
理想は全ての事業所がオリジナルのユニフォームを着用することです。ただコスト面や納期面でのハードルは高く、それを実現することはほとんどの事業所で現実的ではありません。そこでユニコロンでは様々な加工技術を駆使し、どこにでもありそうな既製品をオリジナリティの高いものへと変えることがとても大切なことだと考えております。
1本の針と糸により、お客様のイメージを形にして喜んでいただくこと。それが私たちの誇りです。
ユニフォームとは企業の理念をデザインするもの。そして、人をつくるもの。新しい価値観を創造し、お客様とともに心を豊かにする。それが私たちユニコロンです。
ユニフォームは効率よく回収・リサイクルできる可能性がある衣料品です。
北海道で回収した製品は、北海道内の障がい者雇用施設で裁断された後に縫製され、牛服に生まれ変わり、北海道の酪農家へ納入されます。
率先してリサイクル活動を行うことにより、脱炭素社会とサステナブルな世の中を目指します。